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【英語雑学!】朝ご飯はなぜ英語で「breakfast」と言うの?語源から学ぶ英語の面白さ

【英語雑学!】朝ごはんはなぜ英語で「breakfast」と言うの? 雑学

「朝ごはん」は英語で「breakfast」と表現されますが、この言葉の成り立ちを皆さんご存知でしょうか?

日本語の「朝ごはん」は「朝」に食べる「ごはん」とそのままの意味ですが、英語の「breakfast」には深い語源的な背景があります。

今回は「breakfast」の語源を詳しく解説し、英語学習に役立つ情報をお届けします!

「breakfast」の語源とは?

「breakfast」の語源とは?

「breakfast」はひとつの英単語ですが、「break」「fast」の2つの単語から成り立っています。

breakは「壊す」、fastはさまざまな意味がありますが今回の場合は「断食」つまりbreakfastは「断食を破る」という意味になります。

断食と聞くと宗教的な要素を思い浮かべるかもしれませんが、私たちは普段夜〜朝の間(10時間ほど)は食事をとらず、毎日ちょっとした断食をしています。

朝に食べるごはんは、その断食状態を終わらせる最初の食事となることから「breakfast」という言葉になりました。

先ほどfastにはさまざまな意味があると述べましたが、「速い」「しっかり固定した」などで使われることが多く、断食という意味で使われているところはほとんど見かけません。(そもそも断食というワードを見かける機会が無いですよね。)

また、「しっかり固定した」のfastは、enをつけて動詞fastenに変形し、「(シートベルトを)しっかり締める」としてよく使われています。

飛行機など乗り物の座席にはよく、

Please fasten your seatbelt. (シートベルトをお締めください)

と書かれているので、乗り物に乗った際にはぜひ確認してみてください。

オーストラリアではbreakfast以外に他の呼び方がある⁉︎

オーストラリアではbreakfast以外に他の呼び方がある⁉︎

テキストや単語帳ではbreakfastとなっており、イギリスやアメリカなど多くの国や地域では表記通りbreakfastが使われています。

しかし、オーストラリアニュージーランドの英語ではbreakfastの他に、「brekkie」「brekky」などbreakfastから変化した形が使われることが多いです。(特にカジュアルな場面)

オーストラリアやニュージーランドは旅行先や留学先として人気がありますが、「brekkie」や「brekky」のように独特な発音や表記があるので注意が必要です。

他の言語(ヨーロッパ圏)の朝ごはんの由来は?

他の言語(ヨーロッパ圏)の朝ごはんの由来は?

先ほども述べたとおり、朝ごはんは「断食を破る」という意味でbreakfastとなりましたが、他のヨーロッパの言語では朝ごはんをどのように表しているのでしょうか?

実は、英語の他に朝ごはんが「断食を破る」という意味を持つのはスペイン語やフランス語、イタリア語のラテン系の言語くらいで、その他の多くの言語は「朝のごはん」「最初に食べるごはん」といった、日本と同じような意味になっています。

英語の由来にもなっているゲルマン系のドイツ語も「早い時間のひとかけら(のパン)」という意味になっているので、もしかしたら「断食を破る」はイタリア語やスペイン語などラテン系由来なのかもしれません。

英語学習における語源の重要性

英語学習における語源の重要性について

英単語の語源を理解することは、語彙力の向上に非常に役立ちます。

語源を知ることで、単語の意味や使い方をより深く理解でき、記憶にも残りやすくなります。

今回の場合、例えばbreakfastのつづりを忘れてしまっても、「断食を破るという意味だからbreakとfastだ!」と思い出すかもしれませんし、breakfastと関連して「fastの他の意味」「動詞にする際にはenをつけてfastenにする」といったことを合わせて覚えると、英検TOEICなどの語彙や品詞の問題に役立ちます。

語源をベースにした「英語の語源大全」「英単語の語源図鑑」という本があるので興味がある方はぜひ読んでみてください。

また、「英語の語源大全」を含む語源に関する英語学習の本月額990円で読み放題ができるKindle Unlimitedというお得なサービスもあるので、費用を抑えながらたくさんの本を読みたい方はこちらもおすすめです。

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まとめ

まとめ
  • breakの意味は「壊す
  • fastの意味は「はやい」の他に「しっかり固定した」「断食」がある
  • 断食を破る」ことからbreakfastは朝ご飯となった

日本語では朝に食べるごはんから「朝ごはん」となっていますが、英語はでは断食を破ることから「breakfast」となっています。

同じものを表す言葉でも日本語と英語では言葉の成り立ちから大きく異なるので、覚えることが難しく感じますが、語源を学ぶことで英語の語彙力や理解力が向上します。

また、英語の語源を学ぶことで、言葉の背景や文化を理解する手助けとなります。

これを機に、他の英単語の語源にも興味を持ってみてはいかがでしょうか?

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