英語で未来について表現しようとする際、基本的に「will」か「be going to」を使うことになります。
この2つはよく似ているため混同して使ってしまうことが多いのですが、厳密にはwillとbe going toは持っている意味が少し異なります。
いったいwillとbe going toは何が違うのでしょうか?
今回はwillとbe going toの違いについて解説していきます!
willの持つ意味
willの主な意味は「~するつもりだ」ですが、○○しようと急に思いついた未来(あらかじめ決めてなかったこと)や未知の未来の場合に使われます。
また、willは他の未来を表す表現と比べて客観性を持っており、書面などでよく使われます。
○○しようと急に思いついた未来(あらかじめ決めてなかったこと)や未知の未来の場合といわれると難しく感じるかもしれませんが、
例)
OK! I will do it. (わかった!やってみるよ!)
のように、一般的に未来を語るときはだいたいwillを使って大丈夫です。
また、客観性とは、以下の例文のように天気予報やあらかじめ決まっているイベントなど自分の意思とは関係ない場合のことを指します。
例)
It will rain tomorrow. (明日の天気は雨です。)
The meeting will take place on June 20. (ミーティングは6月20日に行われる予定だ。)
be going toの持つ意味
be going toも基本的な意味はwillと同じですが、こちらはある程度心に決めている未来に使われることが多いです。
また、主観性がある場合に使われます。
ある程度心に決めている未来(確実性がそれほど高くなくてもOK)の場合は、一般的にwillではなくbe going toを使います。
例)
I am going to Kyoto next month. (来月京都に行く予定だ。)
この例文では、willではなくbe going toがつかわれているため、「来月京都に行こう」ともともと心に決めている予定であるとわかります。また、be going toは確実性がそれほど高くなくても使うことができるため、実際に移動のチケットやホテルの予約をしていない場合でもbe going toを使用できます。
また、主観性とは、以下の例文のように天気予報ではなく自分自身が雨が降りそうと感じた時や自分自身が将来起こしてしまうかもしれない未来のことを指し、この場合willではなくbe going toが使われます。
例)
It is going to rain. (雨が降りそうだ。)
I am going to throw up. (気分が悪くて吐きそう。)
進行形(be doing)も未来を表せる
willやbe going toの他に、進行形である「be doing」も未来を表すことができます。
進行形はすでに準備に取り掛かっている未来を表す際によく使われます。
例)
I am leaving for Kyoto next month. (来月京都に行く予定だ。)
この文章はbe going toではなく進行形が使われているので、飛行機のチケットやホテルなどをすでにとっている決まった未来だということがわかります。
このように手帳などに記しているような予定(すでに準備を始めている未来)は進行形であるbe doingを使用することができます。