トッテナム・ホットスパーFCは、イングランドのサッカーリーグであるプレミアリーグに所属している強豪クラブの1つです。
プレミアリーグのクラブチーム名は地域名であることが多い(リヴァプール、マンチェスターユナイテッドなど)のですが、トッテナム・ホットスパーFCは「トッテナム」も「ホットスパー」もどちらも聞き馴染みがありません。
今回はトッテナム・ホットスパーFCのクラブ名の由来について解説していきます!
トッテナム・ホットスパーFCの由来
まずはトッテナムの部分を見ていきます。
トッテナムとはロンドンの中にある地区の名前です。
ロンドンには多くの地区が存在しており、同じプレミアリーグのチェルシーやフラムも地区名がクラブチームの名前になっています。
また、テニスで有名なウィンブルドンもロンドンにある地区の名前です。
次にホットスパーを見ていきます。
ホットスパー(hotspur)の意味を辞書で調べると「向こう見ず、短気な人」が出てきます。
クラブチームの名前になるとは思えないような意味が出てきましたが、これにはとある理由があります。
実はトッテナム・ホットスパーFCのホットスパーは、トッテナム地区に領地を持っていた貴族であるパーシー家の祖先、ヘンリー・パーシーのニックネームが由来となっています。
ヘンリー・パーシーは14世紀ごろの騎士であり、勇猛果敢(恐れずに思い切って行動すること)な人であったため、愛称としてホットスパーと呼ばれていました。
1882年にトッテナム地区の学生により「ホットスパーFC」が創設され、1884年に現在の名前である「トッテナム・ホットスパーFC」へと改称されました。
(イメージとしては、日本で例えると仙台で独眼竜という名前のクラブチームを作るようなものだと思います。)
ロンドンの1地域の騎士の愛称が世界に広がっているというのもサッカー(文化)の面白さなので、興味を持った方はぜひプレミアリーグを見てみてください!