Audibleは英語学習に最適！メリット・デメリットと効果的な活用法を徹底解説！

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英語学習において、「英語を聴く」ことはとても重要です。

英語を聴き取れるようになると、リスニング力はもちろんスピーキング力やリーディング力も向上するので、リスニングを重点的に鍛えることで英語の基盤ができます。

参考書や英語学習アプリなど様々なリスニング教材がありますが、その中でも近年注目を集めているのが、Amazonのオーディオブックサービス「Audible（オーディブル）」です。

Audibleには「小説やビジネス本が聴き放題になる」というイメージが強いかもしれませんが、実は英語などの語学教材も聴き放題サービスに含まれています。

今回は、Audibleの効果的な活用方法と、メリット・デメリットを詳しく解説します。

Audibleとは？

Audibleは、Amazonが提供するオーディオブックサービスで、プロのナレーターが朗読した書籍を音声で楽しむことができます。

小説、ビジネス本、歴史、サイエンス、語学などあらゆるジャンルの本が聴き放題になるほか、ポッドキャストやASMRといった音声サービスも楽しむことができます。

そして、英語学習に関する本が聴き放題にたくさん入っていることから、英語を学習している方にとってはリスニング力の強化や発音の習得に役立つツールとして注目されています。 

特に、キクタンで有名なアルクの本が充実しており、単語帳や英会話のキクタン、究極のリスニングシリーズや究極の英単語シリーズも聴き放題に含まれています。

この他にも、高額の英会話教材『スピードラーニング』も聴き放題に含まれているので、Audibleだけでも十分に英語学習ができます。

英語はとにかく”聴く”ことが大事！

「英語のリスニングを鍛えるよりも英単語や文法を覚えた方が効率がいいんじゃないの？」

このように、「英語の勉強＝英単語や英文法の暗記」というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか？

もちろん英単語や英文法を覚えることも大事ですが、実は英語を使いこなせるようになるためには、とにかく英語を”聴く”量を増やすことが重要です。

まずは「英語を聴き取れるようになる」という状態を確認しましょう。

英語を聴いて理解するということは、「耳で正確に英語を聴きとって、その聴いた英語の単語や文法を即座に把握して文章の意味を理解すること」を意味しますよね。

つまり、英語を聴く能力には、リスニング力の他に英単語や英文法、英文の読解力という英語に必要な要素をすべて含んでいることになります。

また、何度も英語を聴くことで英語特有の発音やリズムが分かってくるので、ネイティブの速い英語に対しても頭の中で補完して理解できるようになります。

このように、英語をたくさん聴いてリスニング力を鍛えることで、総合的な英語力を鍛えることができることが分かります。

それでは、聴くことに特化したAudibleを英語学習に活用するメリット・デメリットを確認していきましょう！

Audibleを英語学習に活用するメリット

英語コンテンツが豊富

Audibleの大きな魅力のひとつが、英語コンテンツの圧倒的な豊富さです。

ビジネス書や自己啓発書、小説、ノンフィクション、さらには英会話など語学学習用の教材まで、幅広いジャンルの英語音声コンテンツが揃っています。

特に、英語学習者に人気のベストセラー洋書や有名出版社による英会話の教本、さらには英語版の童話やディズニー作品など多数ラインナップされているので、初心者から上級者まで自分のレベルや興味に合わせた教材を選ぶことができます。

さらに、新しいタイトルも毎月追加されるため、飽きることなく継続して学習できる環境が整っています。

また、別途料金がかかりますが、1冊当たり300円～400円でNHKの英語の教材も購入することができます。

スキマ時間を有効活用できる

Audibleはスマホのアプリを使ってすぐに起動・操作することができるので、いつでもどこでも英語の学習ができます。

英語の勉強が続かない理由の一つに、スキマ時間の使い方が難しいことが挙げられます。

スキマ時間でする英語学習といえば「単語帳を使って暗記をする」「リスニングの参考書の音声を聴く」が定番ですが、常に本を持ち運ぶ必要があるので大変ですよね。

最初は意気込んで常に持ち運ぶようにしていても、だんだんと持ち運ぶ回数が減っていき、最終的に持ち運ばなくなります。

その点、Audibleはスマホアプリで操作が完結するので、通勤・通学中や家事の合間など”手が離せない時間”でも耳からの学習が可能になり、日常生活の中で自然に英語に触れる機会を増やすことができます。

英語力を上達させるためには「とにかく英語を聞きまくる」ことが重要ですが、Audibleを使うことで気軽に英語を聞く環境を作ることができます。

音声の再生速度が変更可能

Audibleでは音声の再生速度を変更することができるので、自分の聞きやすい速度に調節して聞くことができます。

本や電子書籍の音声ダウンロードの場合、音楽アプリの他に「音楽の速度変更アプリ」をインストールしないと速度変更ができません。

そのため、なんとなく聴きとれるようになった気になるものの、他の英語を聴いても聴きとれない状況に陥りがちです。

その点、Audibleではアプリ内で自由に音声の速度を変更できるので、自分のレベルに合わせて英語の相度を調整することができるので、効果的にステップアップすることができます。

『スピードラーニング』が聴き放題に入っている

2010年ごろに「聞き流す英語学習」として人気があった『スピードラーニング』が、なんとAudibleの聴き放題に入っています。

近年では、学びたい言語にとにかく浸る「イマ―ジョン学習法」が人気がありますが、聞き流す英語学習である『スピードラーニング』はこのイマージョン学習と相性が非常にいいです。

イマージョン学習の内容を簡単に説明すると「とにかく英語を聴く時間を増やすことで英語の文法やニュアンスを習得する」というものですが、TOEICや英検、大学受験用のリスニング音声は単語や内容が難しいのでなかなか続きませんよね。

その点『スピードラーニング』は初心者向けから上級者向け、さらにはビジネス編まで揃っているので、自分の目的やレベルに合わせて教材を選ぶことができます。

さらに、Audible版『スピードラーニング』はアプリでPDFテキストの閲覧もできるので、スマホ1つで音声の再生・音声速度調整・テキストの閲覧が可能です。

『スピードラーニング』は20万円近くかかる高額の教材で今でもAudibleで11万円程で購入できますが、なんとAudibleでは月額1,500円で全巻を利用することができます。

つまり、Audible版の『スピードラーニング』を使って英語を勉強するだけでもAudibleの料金以上の価値があるので、お得に学習ができます。

Audibleのデメリットと注意点

文字の情報が無いため、英文が見たい場合は本が必要

Audibleの多くの書籍にはテキストが付属していません。

私自身Audibleを実際に使っていますが、「聞いていてわからないところ」や「聞き逃したところ」を文字で確認することができない点は不便に感じます。

文字で確認したい場合は、別途Kindle Unlimitedなどの電子書籍や実際の参考書を利用することで解決しますが、使い方によっては割高に感じてしまうかもしれません。（『スピードラーニング』などpdfのテキストが付属してる教材もあります。）

ただ、すぐにテキストや日本語訳に頼ることができないという環境は英語学習に最適で、自力で聴きとろうと何度も聴いたり、文章の意味から推測しようとしたりなど英語に向き合うことができるので、ある意味ではメリットとも言えます。

どうしても聴きとれないという場合は英語を聴きとるアプリやソフトを使うこともできるので、そこまで気にする必要はないかと思います。

月額1,500円と他のサービスよりも高い

AmazonのサービスにはKindle Unlinited（月額980円）やAmazon Music Unlimited（月額1,080円）などサブスクリプションサービスがありますが、Audibleは月額1,500円と少し高くなっています。

毎月1冊以上（小説だと2冊）本を聞く人にとってはお得なサービスですが、移動中や作業中にオーディオブックを聞く習慣がない人にとっては割高になってしまうかもしれません。

ただ、先ほど述べたように元の金額が高い『スピードラーニング』などを利用すると圧倒的にお得になるので、英語学習が目的でAudibleを利用する場合は1,500円以上の価値を受けることができます。

また、「英語学習以外の用途（小説を聞く、ポッドキャストやASMRを聴くなど）でも使ってみたい」方にとっても、1,500円以上の価値があります。

Audibleの効果的な活用法

イマージョン学習

イマージョン学習は、英語を「多聴・多読」することで英語をたくさん浴びて体になじませる学習法として世界中で人気がありますが、この学習は聴くことに特化したAudibleと非常に相性がいいです。

Audibleでは英会話教材や英語版の童話、ディズニー作品などが含まれているので、勉強以外に娯楽として英語を聴くことができるので英語が習慣化しやすく、イマージョン学習を効果的に行うことができます。

シャドーイング

シャドーイングは、Audibleの音声を聞きながら即座に同じように発音するトレーニングです。

ナレーターの話すスピード・イントネーション・リズムを真似することで、ネイティブのような発音や流暢さを養うことができます。

また、英語の発音を聞き取る能力が身につくとリスニング力が自然と向上するので、TOEICや英検などの試験対策にも有効です。

Audibleでは音声の再生速度を調整することができるので、自分のレベルに合わせて段階的に練習できるのも魅力です。

ディクテーション

ディクテーションは、Audibleの音声を一文ずつ再生して、それを聞き取り、紙やメモアプリに書き取るトレーニングです。

この方法は、「聞き取った音声を正確に理解する力・スペル・文法構造を意識する力」を養うのに最適です。

ディクテーションは難易度が高いですが、Audibleの音声の速度調整を活用することで初心者でも始めやすいのでおすすめです。

また、リスニングだけでなくライティングや語彙力の強化にもつながるので、受験勉強や英語の試験対策としておすすめです。

『スピードラーニング』

Audibleで効果的な学習をしたい場合、『スピードラーニング』は欠かせません。

Audible版の『スピードラーニング』はAudibleアプリ1つで「テキストの閲覧」「音声の再生」ができるので、英語を勉強しようと思ってからすぐに学習に取り掛かることができます。

『スピードラーニング』の教材を使って音読やシャドーイング、ディクテーションをするだけでも英語力がかなり向上するので、このためだけにAudibleを契約する価値があります。

まとめ

Audibleは、使い方によっては英語学習において非常に有効なツールになります。

豊富なコンテンツ、再生速度の調整、多様なナレーターの音声など、多くのメリットがありますが、スクリプトがない点や他のAmazonのサブスクリプションサービスよりも月額料金がかかる点には注意が必要です。

シャドーイングやディクテーション、イマージョン学習など効果的な活用法を取り入れて、自分のレベルや目的に合わせて英語を学習してみましょう！