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【英語雑学!】チェルシーFCの名前の由来は”石灰が採れる土地”?

【雑学】チェルシーFCの名前の由来は”石灰が採れる土地”? 雑学

イングランドのサッカーリーグ「プレミアリーグ」の強豪クラブチームにチェルシーFCがあります。

プレミアリーグを含むイングランドのサッカークラブの名前は地名をそのまま使っているところが多いのですが、チェルシーFCのチェルシーは地名なのでしょうか?

また、その由来はあるのでしょうか?

今回はチェルシーFCの由来について解説していきます!

チェルシーFCの由来

チェルシーFCは、リヴァプールFCやマンチェスター・ユナイテッドFCのような都市名ではなく、ロンドン内にあるチェルシー地区がクラブチームの由来となっています。

このチェルシーとは、古英語で「石灰が採れる土地」という意味であり、郊外にありそうな土地名に感じますが、実はチェルシー地区はロンドンでも有数の高級住宅地であり高級ブランドショップが立ち並ぶ富裕層の街となっています。
日本でいうと東京都の港区に本拠地を置いているような感じだと思います。

このように高級住宅地に本拠地を置く強豪クラブであるチェルシーFCですが、現在に至るまでに紆余曲折ありました。

まず、チェルシーFCの成り立ちはかなり独特で、他のクラブチームの成り立ちと大きく異なります。
チェルシーFCの設立は、スタンフォード・ブリッジ(現チェルシーFCの本拠地)というサッカースタジアムを購入したミアーズ兄弟が、隣のフラム地区に本拠地を置くフラムFCにスタジアムを使ってもらおうと打診したことから始まります。
フラムFCとのスタジアム使用については金銭面で折り合いがつかずに交渉が決裂し、せっかく購入したスタジアムが空き状態になってしまうという危機にいきなり直面しました。しかし、スタジアムのオーナーが「使ってくれるクラブが無いのなら、自分たちでそのスタジアムを使おう」とクラブチームと立ち上げました。

そのクラブチームがチェルシーFCです。

つまり、チェルシーFCはスタジアムを使うために誕生したクラブとなります。

その後、現在のプレミアリーグ発足までの期間は1度のリーグ優勝を経験していますが、何度も2部リーグに落ちており1970~80年代には凶暴なフーリガン集団(フーリガンとは、イングランド全体で問題になったサッカーファンによる暴徒)を抱えるなど、現在のような華やかさはありませんでした。

プレミアリーグ発足により実業家からの資金の流入規約の変更により、チェルシーFCは外国人のスター選手を集めるという手法で強豪クラブの仲間入りを果たし、リーグ優勝5回・チャンピオンズリーグ優勝2回とマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティに次ぐ3番目の成績を残しています。

ライバルクラブには、かつてスタジアムの使用を拒否されたフラムFCや同じロンドン内にある労働者層に支持されている強豪クラブチームのアーセナルFCが挙げられ、特にアーセナルFCとの試合は「ビッグロンドン・ダービー」と呼ばれるビッグマッチになっています。

このように、チェルシーFCは高級住宅地に本拠地を置く強豪クラブチームですが、意外と成り立ちからプレミアリーグ発足までの間は苦しい期間の方が長いという一面を持っています。

まとめ

まとめ
  • チェルシーはロンドン内にある地区の名前
  • チェルシーの由来は古英語で「石灰が採れる土地」
  • チェルシーFCはスタジアムを使用するために設立された
  • チェルシーFCは苦しい期間が長く続いたが、プレミアリーグ発足後に強豪クラブになった

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