ニュースを見ていると、「○○社がリストラで数百人人員削減をした」といったような見出しをよく見かけると思います。
このように、「リストラをする=人員削減」という意味でよく使われていますが、リストラの意味は本当に人員削減なのでしょうか?
今回はリストラについて解説していきます!
リストラの本当の意味は?
リストラという言葉は、英語のrestructuringがもとになっており、「再構築」という意味があります。
restructuringの動詞であるrestructureは「編成し直す、再構築する」という意味であることから、リストラの本当の意味は「企業を再編する」というポジティブな要素を含む言葉となります。
なので、外注先の見直しや事業の譲渡、新たな株式の発行もリストラの一部となります。
しかし日本では、バブル崩壊後に企業の再編や再構築の手段として人員削減をとることが多かったことから、リストラ=人員削減という意味で使われるようになりました。
英語で「従業員をリストラする」と表現する場合は、downsize employeesとrestructureではなくdownsizeが使われるので注意が必要です。
この他にもlay offやdismissなどが使われることが多いです。
日本と海外ではリストラの意味が異なるので、海外の方とリストラについて話す際は気を付けましょう。