こんにちは!いしゅーです!
皆さんはストライキという言葉をご存知でしょうか?
ストライキと聞くと、「海外の交通機関などで従業員が抗議として営業をやめる」といったイメージを持っている方も多いと思います。
このストライキをアルファベットで表記するとstrikeとなりますが、どこかで見たことがありませんか?
そうです。抗議としてのストライキは「打つ、たたく」のstrikeと同じです。
野球やボウリングのストライクと同じですね!
今回はstrikeが抗議としてのストライキとして使われることになった歴史を紹介していきます!
ストライキは帆を降ろすが由来?
strikeには「打つ、たたく、攻撃する」の他に、「(船の)帆を降ろす」という意味を持っています。
実は、抗議を意味するストライキは、この”帆を降ろす”が由来となっています。
ストライキという言葉が生まれたのは、18世紀のイギリスとされています。
当時の物流といえば船であり、シェイクスピアの『ヴェニスの商人』でも資産家が船を所有し貿易で財を成す描写があるなど、船は物流や移動手段として盛んに利用されていました。
しかし、当時の船員たちの労働条件は悪く苦しんでいたため、労働条件の改革や賃金の引上げを求めて船の帆を降ろし(strike)港の業務を停止させてしまいました。
この事件によりstrikeが労働者の抗議行動や業務の停止を意味するようになりました。
その後19世紀~20世紀になると産業革命がおこり、イギリス全体で従業員たちの過酷な労働環境が問題となりました。
その結果、労働者たちは組合を組織して労働環境の改善や賃金の引き上げを求めてストライキを行うようになりました。
工場の経営者としては生産がストップしてしまうことが一番の痛手であるので、ストライキは経営側と交渉する強力な手段として全世界へと広まっていきました。
「ストライキを法で制限してしまえばよいのでは?」と思う方もいらっしゃると思いますが、ストライキは労働者の権利を守るための手段として逆に法によって守られています。
(日本では労働基本権として憲法により団体交渉権、団結権、争議権(ストライキ権)を持つことを認められています。つまり、一般の法改正ではストライキ権を奪うことはできなくなっています。)
ストライキの存在によって従業員による暴動や破壊行為が起きにくくなっているので、もしかしたら経営側の人たちによってもストライキは悪いものではないのかもしれません。
現在の日本ではストライキはあまり見かけませんが、イギリスやフランスでは頻繁に労働者たちが権利の主張としてストライキを行っているので、ニュースや新聞をじっくりと見てストライキの争点は何なのかを確認してみてはいかがでしょうか?
まとめ
- ストライキは野球やボウリングのストライクと同じstrike
- ストライキは”帆を降ろす”が由来(船員が帆を降ろし港の業務を停止させたことから)
- ストライキは労働者の権利として法で守られている