こんにちは!いしゅーです!
皆さんはガイ(guy)という言葉を聞いたことがありますか?
ナイスガイやタフガイなど、男性を指す際によく使われているなという印象を追っている方もいらっしゃると思います。
ガイ(guy)は男性のみをさす言葉なのでしょうか?
また、何か語源はあるのでしょうか?
今回はそんなguyについて解説していきます!
guyの語源は”人の名前”?
guyを辞書でみてみると「男性、(複数形で)皆さん」という意味が出てきます。
一般的にguyは男性を指す言葉ですが、複数形のguysにすると男女問わずに「皆さん」として使うことができます。
例)
Hey guys. (やあ皆さん!)
Hey ○○ guys. (やあ○○の皆さん!)
現在ではこのように使われてるguyですが、実はguyという単語は人の名前が語源とされています。
guyという英語の語源は、17世紀のイギリス人「ガイ・フォークス」とされています。
このガイ・フォークスとは、1605年に起きた「火薬陰謀事件」という当時のイングランド国王と議会の爆破を試みた事件に関与したイギリスのカトリック過激派の一人です。
結果的に事前に計画が発覚したため爆破は未遂で終わり、ガイ・フォークスは捕えられてしました。
この火薬陰謀事件が失敗したことを記念して、イギリスでは11月5日に「ガイ・フォークス・ナイト」や「ボンファイア・ナイト」というガイ・フォークスの人形を燃やして爆破計画の失敗を祝うようになりました。
ガイ・フォークスの人形を燃やしているうちに、ガイ(guy)という言葉は「不気味な人形」や「風変わりで奇妙な人」という侮辱的な言葉へと変わっていきました。
しかし、19世紀に入るとガイ(guy)の意味が徐々に変化していき、特にアメリカでは「男性」という現在と同じ使われ方が一般的になりました。
このようにガイ(guy)は悪人の名前→奇妙な人→男性と変化して現在の意味になっています。
ちなみにガイ・フォークス・ナイト(Guy Fawkes Night)は現在のイギリスでも行われている大人気のイベントであり、大規模な焚火や花火の打ち上げ、火を使ったパレードが行われています。
11月5日以外でも、イギリスでは11月に様々な場所で花火の打ち上げが行われているので、この時期にイギリスに行く際にはぜひ見てみてはいかがでしょうか!