皆さんはフランシスコ・ザビエルをご存知でしょうか?
このフランシスコ・ザビエルはスペイン人宣教師で、日本にキリスト教を伝来したとして有名な人物ですよね!(肖像画も有名です。)
しかし、当たり前のように「ザビエル」と呼んでいますが、ザビエルのアルファベット表記Xavierがなぜザビエルとなるのでしょうか?
今回はザビエル(Xavier)の表記について解説していきます!
ザビエルは英語発音?
Xavierをスペイン語で発音すると「シャビエル」と元サッカー選手のシャビ(Xavi)と同じであり、スペイン語ではXaは「ザ」ではなく「シャ(チャと表記されることもあります)」と発音されています。
(現在のスペイン語では綴りが少し変わったjavier「ハビエル」も良く使われています。)
このことからわかる通り、ザビエルはスペイン人宣教師にもかかわらず日本では名前が英語表記で表されています。
調べていてわかったことなのですが、2010年以降の一部の教科書ではザビエルをスペイン語表記である「シャビエル」としているものも出てきているそうです。
ザビエル以外にも、グローバル化に伴って教科書に載っている外国人の名前をより現地の言葉で表記しようとする流れがあり、今まで勉強してきた歴史上の人物の名前が変わっていくかもしれません。
今後すべての教科書でザビエルからシャビエルへと表記が代わるのかはわかりませんが、どちらも同じ人だということを知っておくとどちらの表記の文章にも対応できるので、これを機にぜひ覚えてみてください!
まとめ
- ザビエルは英語表記
- スペイン語表記では「シャビエル」
- 2010年以降の教科書ではシャビエル表記のものもある
今回ザビエルについての記事を書こうと思った理由として約2,400ページもある英語辞書の中にXの欄はたったの見開き2ページしかなく、「Xから始まる英単語はどんなものだろう?」とみてみたら、その中の1つにザビエル(Xavier)があったことに驚いたことから始まりました。
英語の辞書の欄のXavierの発音記号はzéiviər(カタカナで表すとゼイビオ―)とありますが、私はこのXavierを見て同じスペイン人の元サッカー選手でバルセロナの監督にもなったシャビ・エルナンデス(Xavi)と似ているなと感じ、「日本で呼ばれているザビエルはスペイン語発音ではなく英語発音なのでは?」と思いXavierのスペイン語での発音を調べてみました。
このように、当たり前のように受け入れていることでも調べてみると面白い発見に出会うことがあります。
皆さんもぜひ、興味を持ったことや気になったことに出会ったらすぐに調べる癖をつけてみてはいかがでしょうか!
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