【徹底レビュー】『英会話・ぜったい音読【標準編】』は効果ある?使ってわかったメリット・デメリットを解説!

【徹底レビュー】『英会話・ぜったい音読【標準編】』は効果ある?使ってわかったメリット・デメリットを解説! 英語学習法

「英語の音読学習に興味があるけど、どの教材を使えばいいかわからない…。」

現在では英語学習に関する本は書店で最もスペースをとっているジャンルの1つでたくさんの本が置いてあります。
そのため、どの参考書を使って英語学習をしたら良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?

そんな方に向けて、今回はロングセラー教材『英会話・ぜったい音読【標準編】』(國広正雄 著)を、実際に使用したレビューをお届けします。

初心者にも取り組みやすい内容でありながら、英語力の基礎をしっかり固められると人気であるこの教材ですが、「本当に効果があるのか?」「どんな点が良くて、どんな点が気になるのか?」など、リアルな視点から解説します。

『英会話・ぜったい音読【標準編】』とは?

英会話・ぜったい音読の画像

『英会話・ぜったい音読』シリーズは、英語学習の基本である「音読」に特化したロングセラーで定番の教材です。中学校の教科書に出てくる英文をベースに、聞く・読む・話すの総合的な英語力を鍛える構成となっています。

特に【標準編】は、音読初心者やブランクのある社会人、再スタートを切りたい大学生にぴったりのレベルになっているので、気軽に始めることができます。

『英会話・ぜったい音読【標準編】』を手にしてみた感想

実際に手に取ってまず驚いたのは、そのコンパクトさでした。

最近の英語教材は分厚くて内容が盛りだくさんなものが多い中、この本は他の音読教材よりも薄く、持ち運びにも便利です。
初めての音読学習でも気負わず始められるような、ちょうどよい分量に感じました。

英会話・ぜったい音読と一般的な本とのサイズ比較
(音読パッケージの約半分のサイズです。)

また、ただ英文が並んでいるだけではなく、冒頭には音読の重要性や効果的な学習手順についての解説がしっかり書かれています。英語を「声に出す」ことがどうして大切なのか、この教材がどのようにその力を鍛えてくれるのかが明確に説明されており、納得感を持って学習を進めることができそうだと感じました。

次に、この【標準編】の中身と実際の使用感に基づいてレビューしていきます。

実際に使って感じたメリット

1. 初心者でも安心!ちょうどいい難易度

中学レベルの英文が中心なので、文法や語彙に自信がない方でもスムーズにスタートできます。

シンプルな文章だからこそ、発音やイントネーション、英語らしい語順に集中できるのがポイントです。

2. 音読の学習法が丁寧に解説されている

ただ音読させるだけでなく、「なぜ音読が英語力向上に効果的なのか」「どんな手順で学習を進めるべきか」といった理論が、本の前半部分の40ページほどかけて紹介されています。

「参考書を買ったものの、どのように勉強したら良いかわからない」といった英語初心者の方でも、この本を通して効果がある学習法を身につけることができるような内容でした。

また、本の後半部分には音読の記録を記入する欄がついているので、より継続しやすい設計になっています。

3. ボリューム控えめで挫折しにくい

英語の学習が続かない理由の中に「参考書のボリュームが多い」「難しくてやる気が続かない」といったものが挙げられますよね。

『英会話・ぜったい音読【標準編】』は全12セクションで1セクションあたりの英文も短めなので、毎日少しずつ学習を続けられるように設計されています。

1日に1セクションごと学習しても2週間もかからずに終わるので、英語の学習に飽きる前に1冊読み切ることができるのは非常に良い点だと感じました。

また、「忙しくて勉強時間が取れない」という方でも継続しやすいです。

4. CD付きで耳からもしっかり学べる

『英会話・ぜったい音読【標準編】』は本体価格が安いものの付属CDが無料でついているので、ナチュラルな発音・リズムを繰り返し聴きながら学習できます。

シャドーイングやリピーティングの練習にも最適です。

気になったデメリット

1. セクションやレッスン切り替え時の音が大きい

CDにはチャプターごとに区切り音が入っているのですが、この切り替え音がやや大きめで、集中が途切れることがありました。

また、セクションのはじめにセクションの内容を日本語で説明する箇所がありますが、その音声が少し古く、小学校や中学校の頃の国語のリスニングのような音声なので、正直その部分はなくても良いかなと感じました。

この本は「音読」だけでなく「音声を何度も聴くこと」を推奨しているので、なるべく余計な音声がない方が何度も聞きやすいかなと感じました。

2. セクション1のBGMが気になる

『英会話・ぜったい音読【標準編】』は各セクションごとに文章のテーマが分かれています。

例えば、セクション1はパソコンに関するテーマになっていますが、このセクションの音声の中に「パソコンのタイピング音」のようなBGMが入っており、英語の音声の後ろでずっと「カチャカチャ」と鳴っています。

パソコンの話題なのでタイピング音を入れていると思いますが、人によっては「雑音」と感じてしまうかもしれません。

他のセクションにはこのようなBGMが入っていないので余計に気になりますし、はっきり言うと邪魔だと感じてしまいます。

BGMなしのバージョンがあればより理想的です。

3. 日本語訳がついていない

一般的な英語音読の本には英文と共に日本語訳がついていますが、『英会話・ぜったい音読【標準編】』には日本語訳がついていません。

『英会話・ぜったい音読【標準編】』に載っている英文は中学生レベルの文章なので、それなりに英語に触れてきた方であれば日本語訳を見なくても意味を理解することができます。

しかし、この本は英語初心者や英語が苦手な方に向けた参考書にもかかわらず、日本語訳がついていないのは少し不親切だと感じました。

まとめ:『ぜったい音読【標準編】』は音読入門に最適な一冊

多少の気になる点はありましたが、読みやすい難易度の英文や音読学習法の解説など英語音読の教材として『英会話・ぜったい音読【標準編】』は非常に優れた教材だと感じました。

難易度のバランス、構成のシンプルさ、継続しやすいボリューム感など、「英語を声に出して身につけたい」という方に最適です。

音読学習の第一歩として、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか?

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