英語がスラスラ口から出てくる⁉︎『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』で英語脳を鍛えよう!

英語がスラスラ口から出てくる⁉︎『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』で英語脳を鍛えよう! 参考書レビュー

「英語の文法は分かるけど、会話になると口が止まってしまう……」
「言いたいことはあるのに、とっさに英語が出てこない……」

そんな悩みを抱える方へ向けた本に『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』があります。

この本は「英語を話すための回路をつくる」ことを目的とした教材になりますが、いったいどのようなステップで英語の回路を作るのでしょうか?

今回は人気英語教材『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』とはどのような教材なのか、どのように英語の回路を作っていくのかを解説します。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』とは?

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』(著:森沢洋介)は、英語を「知っている」から「話せる」に変えるためのアウトプット重視の学習書です。

中学レベルの英文法に基づいた日本語の短文を見て、瞬時に英語に訳して口に出す「瞬間英作文」を繰り返すことで、英語を話すための反射的な回路を作っていきます。

この本では、難解な構文や高度な語彙を使うのではなく、あえてシンプルな英文を繰り返すことに特化しています。これにより、英語の語順や基本的な文法パターンが無意識に定着し、会話中に「文法を考えなくても口から英語が出る」状態を目指します。

音声教材も用意されており、シャドーイングや発音練習にも対応しています。

英会話初心者から上級者まで、特に「英語は読めるけど話せない」と感じている方向けの教材となっています。

なぜ瞬間英作文が英会話に効くのか?

英会話でとっさに言葉が出てこない原因の多くは、「知識として英語を理解していても、それを即座に組み立てて話す練習をしていない」ことにあります。つまり、リーディングやリスニングなどインプットはできていても、声に出したり文字を書くアウトプットの経験が不足していることを指します。

瞬間英作文は、「日本語の文を見てすぐに英語に訳して話す」という訓練を繰り返すことで、脳内の「日本語→英語」の変換回路を高速化します。この“反射神経”が鍛えられると、会話の中で「言いたいことがあるのに言えない」という状態を抜け出すことができるようになります。

また、使用する文はすべて中学英語レベルの簡単なものなので、難しい表現を覚える必要はありません。基礎的な文型を反復して体に染み込ませることで、自然に英語を口に出す習慣がつきます。

このように、瞬間英作文は「英語の筋トレ」のようなものです。思考を止めずに英語を口にする力を養い、会話の瞬発力と流暢さを高めるのに最適なトレーニング方法です。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の使い方

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』では、第1サイクルと第2サイクル以降に分けてトレーニングを行います。

第1サイクル

瞬間英作文トレーニングのステップ
  1. 日本語文を見て英作文
  2. 英文を見て答え合わせ
  3. 英文を口に落ち着ける
  4. 英作文を流し

① 日本文を見て英作文

まずは日本語の文章を見て、素早く口頭で英作文を行います。英文を出すまで1文あたり10秒位を限度にして、すぐに英文が出てこないときは長い時間悩まずにすぐに答えの英文を見ましょう。

② 英文を見て答え合わせ

答えの英文を見て、自分の作った英文と比べて答え合わせをしましょう。

問題演習ではないので、答えがすぐに出てこないときは構わず答えを見て「納得感」を感じるか確認しましょう。

瞬間英作文はすでに頭ではわかっている英語を使えるようにするトレーニングなので、答えに「納得感」を感じない場合は英文法の基礎をもう一度確認しましょう。

③ 英文を口に落ち着ける

この作業は瞬間英作文トレーニングのもっとも大切なステップになります。

英語を話すことを身につけるためには、必ず英文を何回も繰り返して口に落ち着ける作業が必要になります。

まずは英文を見ながら自然に話す口調で読み上げ、英文が口に落ち着いたと思ったら今度はテキストを見ずに英文を暗唱しましょう。

その際も文構造・意味をしっかり感じ、実際にその英文を自分で言っているような発話実感を込めて暗唱してください。

④ 英作文の流し

最後に10の日本語の文章を連続して、1回ずつ英作文してみましょう。

①〜③のステップをこなしたからと言ってすぐにできるようになるわけではないので、できない文があってもあまり気にせずに続けましょう。

また、特に使える文や口に落ち着きにくいフレーズなどをここで補強練習しましょう。

第2サイクル以降

第2サイクル以降とはいっても、基本的に第1サイクルとすべて同じです。

ただ、第2サイクル以降は「英作文の流し」のステップをさらに数回多く行いましょう。

何度も数をこなす事でだんだんと瞬間英作文自体が楽になってきますが、この楽にできるようになった状態でさらにトレーニングを行うことで文法や語彙が長期記憶へと移され、使える英語へと変化します。

できるようになってきたからといって次の参考書へと進むのではなく、まずはこの本を完璧といえるまで使いこなしましょう。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』はどんな人におすすめ?

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、特に以下のような人におすすめです。

  • 英語の基礎はあるけど、会話になると話せない人
  • 英会話フレーズを丸暗記ではなく、自力で英文を組み立てたい人
  • TOEICや英検では点が取れても、スピーキングに自信がない人
  • 「声に出す」「繰り返す」学習が好きな人

まとめると、この本は「英語を使いこなせるようになりたい人」におすすめの教材となっています。

続編やシリーズ本も充実!

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』はシリーズ化されており、レベルや目的に応じて学習を継続できます。

  • 『スラスラ話すための瞬間英作文シャッフルトレーニング』
  • 『ポンポン話すための瞬間英作文パターン・プラクティス』

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』を完璧に仕上げてから、次のレベルへと進んでいきましょう。

まとめ:英語が“出てくる”ようになるには、瞬間英作文が最強!

知っている英語と、使える英語は違います。

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』は、「知識を話せる力に変える」ための最強トレーニング本です。

英語を使いこなせるようになるためには「継続」が必要不可欠で大変だと感じるかもしれませんが、逆に考えると才能や学力は英語には関係なく、誰にでも習得できるチャンスがあります。

「英語が出てこない…」と感じているなら、まずはこの1冊からはじめてみてはいかがでしょうか!

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