「毎日単語帳で勉強しているのにスコアが上がらない」
「練習ではリスニングを聴き取れるのに、試験本番で点数が上がらない」
このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
英単語や文法の暗記だけではTOEICスコアは頭打ちになってしまいますよね。
また、練習問題を何度もこなしても、「試験本番になると思ったように解けない」こともしばしば起こります。
実はTOEICで高得点を取るには、 “インプット中心の勉強だけでは不十分” で、試験形式の問題演習を数多くこなすことが重要になります。
今回は、TOEIC試験に演習量が重要な理由とおすすめ教材を紹介します。
なぜ「演習量」がTOEICスコアアップのカギになるのか?
1. 問題形式に慣れることで“時間配分”が安定する
TOEIC試験は何よりも制限時間との戦いになります。
TOEICのリーディングパートは合計100問の問題を75分で解く必要がありますが、これが何よりも大変です。例えば「文法問題の解答に2択で悩んでしまう」や「長文問題で答えを探すためにもう一度文章を読み直す」は英語試験あるあるですが、TOEIC試験ではこれらを2〜3回以上してしまうと最後の問題まで辿り着きません。
各パートごと決められた時間以内に解ききるためには、時間を計りながら実践形式の問題を解くトレーニングが必要です。
何度も本番形式の問題を解くことで、時間切れを防ぎ余裕をもって解答できるようになります。
2. TOEIC力を鍛えることができる
TOEICは幅広い世代に人気のある英語の試験ですが、英語が得意だからといって高得点が取れるというわけではなく、英語の勉強以外に「TOEIC力」が必要になります。
「なんで英語力以外にTOEIC力が必要になるの?」と疑問を持つかもしれませんが、これはTOEIC特有の問題形式が影響しています。
TOEIC試験のリスニングパート・リーディングパートともに問題の選択肢に「言い換え」が多く登場します。
「言い換え」というのは、例えば長文問題の文章を読んで「この店は」
つまり、長文をすべて読んで内容を理解しても、問題の選択肢に戸惑ったり意図を理解するために再度読み返したりと時間がかかってしまいます。
これはリスニングパートも同じで、英語音声を聴いてだいたい理解できたと思っても選択肢から答えが見つからずに慌ててしまい、次の問題の音声が流れることもしばしば起こります。
以上のことから、英語が得意な人や留学経験がある人でもTOEIC対策をきっちりしておかないと良い点数が取れません。
そのため、これらの問題を解決するためには、TOEICの問題を何度も解いてTOEICの問題形式に慣れる必要があります。
逆に問題演習を何度もこなしてTOEIC力を鍛えることで、英語があまり得意では無い人でも高得点を目指すことが可能になります。
3. 苦手パートが“見える化”される
インプット形式の学習や各パートの練習問題を自分のペースで解くことももちろん重要ですが、それだけではTOEICの「どの箇所が苦手」なのかがはっきりと分かりません。
試験本番に近い問題をたくさん解くことで、自分の弱点が見えてきます。
例えば「英語長文が得意」だと思っていても、実践形式の問題を何度も解くことで「意外と長文パートで点数が取れていない」といった発見があります。
そして、なぜ点数が取れていないのかを分析することで「問題を解くスピードが遅くて点数が上がらない」「選択肢をちゃんと読めていなかった」のように原因を突き止めることができます。
点数が上がらない原因を突き止めてしまえば、あとはその箇所の対策をきっちりすることで一気に点数を上げることができますよね。
このように、実践形式の問題演習を行うことで自分の弱点がハッキリし、点数を上げるための効果的な学習に繋がります。
効果的なTOEIC演習のやり方
① 本番同様に「時間を計って」解く
TOEIC試験は時間との勝負になるので、制限時間を設定して本番の時間感覚を把握することが非常に重要です。
日々の学習では「問題を解く」ことに重点を置きがちですが、語彙や文法を覚えたり長文を精読できるようになっても時間以内に解ききらなければ点数には繋がりません。
実践形式の問題をタイマーを使って厳格に時間を計ることで理想のペース配分を身につけることができるので、本番で焦らずに落ち着いて問題を解き進めることができます。
② 間違えた問題の原因を突き止める
「問題を解いて、解けなかった箇所を復習する」だけでなく、“なぜ解けなかったのか”原因を突き止めることが重要です。
- 時間が足りずにちゃんと問題を読めず解けなかった
- 語彙や文法の知識不足で解けなかった
- できなかった理由もわからないし、再度解いてもできない
このように、解けなかった原因を突き止めることで「今の自分に何が足りていないのか」がハッキリと分かり、今後どのような勉強をすれば良いのかが明確になります。
③ 数日後にもう一度同じ問題を解く
たくさん問題を解くことも重要ですが、練習でまちがえた問題を試験本番でまちがえないことも重要です。
復習したすぐは答えをそのまま暗記してしまっているかもしれないので、数日後くらいにもう一度解いてみてどのくらい定着しているのか確認しましょう。
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まとめ:TOEIC高得点は“解いた量”で決まる!
TOEIC試験では、英語力そのものを伸ばすだけでなくTOEIC特有の試験スキルを磨くことが高得点への最短ルートです。
受験勉強のように「知識を詰め込む」ことももちろん大事ですが、「何度も実践形式の問題を解く」ことでTOEICの問題形式や時間配分に慣れることができ、点数を伸ばすことが可能となります。
「TOEIC試験で高得点を目指したい!」という方はぜひ、実践形式の問題演習を日々の学習に取り入れてみてはいかがでしょうか!
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