イングランドのサッカーリーグ「プレミアリーグ」に所属しているクラブチーム名の多くは地名が由来(リヴァプールFCやマンチェスターユナイテッドなど)なので、聞いたことがあることが多いと思います。
しかし、中には由来が分かりづらいクラブがいくつか存在しており、その中の1つに「クリスタル・パレスFC」があります。
クリスタル・パレスFCは、2024年に鎌田選手が入団したこともあり、日本からの注目度が高まっています。
今回はクラブチーム名の由来がわかりにくいクラブ「クリスタル・パレスFC」の由来について解説していきます!
クリスタル・パレスFCの由来
クリスタル・パレスを直訳すると「水晶の宮殿」となります。
実はロンドンの南の地区にクリスタル・パレスという地名があり、クリスタル・パレスFCはその地名がクラブチームの由来になっています。
クラブチーム名の由来は分かりましたが、なぜロンドンに水晶の宮殿を意味するクリスタル・パレスという地名があるのでしょうか?
それには、1851年にイギリスで行われた第1回万博博覧会が関係しています。
第1回目の万博博覧会の会場として水晶で作られた宮殿である「水晶宮(クリスタル・パレス)」が建設されました。
この水晶宮は万博博覧会終了後に解体されましたが、その数年後にロンドンの南の地区により大きなスケールで再建され植物園や美術館、ホールなどが入った複合施設として復活しました。
それから水晶宮(クリスタル・パレス)が移転された地域をクリスタル・パレスと呼ぶようになり、水晶宮が焼失した現在でも地名として残っています。
日本でいうと、大阪万博での太陽の塔や万博公園がイメージに近いかと思います。
クリスタル・パレスFCは鎌田選手が入団したこともあり日本での知名度が高まったので、ちょっとした小ネタとして使ってみてはいかがでしょうか!