イギリスはイングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランドからなり、現在世界で1番話されている言語である英語を生み出した国です。
英語が公用語以外の国だけでなく世界中で英語は学ばれていますが、いったい英語はどのようにして誕生したのでしょうか?
今回は英語の歴史について解説していきます!
英語の歴史
現在イギリスの大部分(イングランド・ウェールズ・スコットランド)があるブリテン島には、もともとケルト人が住んでいました。
しかし、4世紀ごろにゲルマン人(現在のドイツ人など)によるゲルマン大移動が起き、ブリテン島にアングル族やサクソン族などのゲルマン族が侵攻し、先住民であったケルト人を追い出しました。
ケルト人に代わってブリテン島に定住したアングロサクソン人(ゲルマン人)は、アングル人が住む土地という意味の「アングル国(Engle-land)」をつくり、彼らが話す言葉は「アングル語(Englisc)」と呼ばれるようになりました。
これがイングランドやイングリッシュのもとになったといわれています。
つまり、イギリスの言語として世界中で話されている英語は、もともとドイツのゲルマン族がルーツとなっています。
その後、英語はフランス語の流入により消滅の危機に面したりその他ヨーロッパ言語が混ざったりなど紆余曲折あり、15世紀ごろに現在の英語に近い言語になったとされています。
英語が確立したことにより、シェイクスピアなどの英語文学の登場やイギリスの憲法の憲章であるマグナカルタの英訳(もともとはラテン語で書かれていた)などイギリス文化に大きな影響を与えることになりました。
それからイギリスはアメリカやオーストラリアなど多くの植民地にしたことにより英語がより広まり、イギリスから独立したアメリカが世界一の強国になったことにより英語の重要度がさらに高まることになりました。