日本語では「朝ご飯、昼ご飯、夜ご飯」と、「時間帯+ご飯」で簡単に表すことができますが、英語では「breakfast、lunch、dinner」とそれぞれ表記が大きく異なります。
これにはなにか理由があるのでしょうか?
今回はなぜ夜ご飯を英語でdinnerというのか解説していきます!
なぜ夜ご飯はdinner?
dinnerは14世紀ごろの古フランス語「disner」が語源といわれています。
このdisnerの意味は「断食を解く」であり、それから「1日の最初のおおきな食事」つまり朝ご飯を意味する言葉となりました。
おや?と思った方もいらっしゃると思いますが、実はdinnerは語源・意味ともにbreakfastと同じなんです。
その後、「1日の最初のおおきな食事」であるdisnerは、「1日の中で主な食事」という意味のdinnerに変化していきました。
ここまで説明してきましたが、ある疑問を持つ方もいらっしゃると思います。
「夜ご飯っていう意味はいつから?」
実は、dinnerの意味は現在も「1日の中で主な食事」であり、必ずしも夜ご飯を指しているわけではありません。
一般的に夜に食べるご飯が1日の中で主な食事に当たるためdinnerを夜ご飯と訳すことが多いですが、イギリスの一部ではお昼ご飯がdinnerとなるところもあります。
また、クリスマスや日曜日、祝祭日のdinnerはお昼ご飯になることが多いです。
ちなみに、お昼ご飯がdinnerの場合、夜ご飯はsupperとなります。
dinnerは必ずしも夜ご飯とは限らないので、試験や留学の際にはdinnerの意味に注意してください!