英語の勉強法を調べると、いろいろなところで”音読が大事”というワードを目にします。
そして、多くの人は音読の効果に半信半疑であり、なかなか実行に移せなかったり実行しても継続できなかったりします。
そもそも論ですが、本当に音読は効果があるのでしょうか?
今回は音読について述べていこうと思います!
音読は大事?
多くの英語学習の本に載っている通り、私自身も音読は大事だと思っています。
というよりも、音読の大事さもそうですが、ただ英単語を眺めて覚える勉強や問題をひたすら解く勉強があまり効率的ではないと思っています。
たしかに、学校での定期試験や小テストの場合は短期の記憶力が有効なので、単語を眺めて覚える勉強法やひたすら問題を解く勉強法で結果を残すことができます。
しかし、そこで勉強したことの多くはその後忘れてしまうことがほとんどではないでしょうか?
私自身も何度も経験しましたが、短期間でたくさん覚えたことやテストのためだけの勉強の場合、すぐに忘れてしまします。
このように、学校で培った勉強法の多くはその場しのぎに対して有効ですが、その勉強法を続けても勉強時間の割になかなか身に付きません。
では、音読はでょうでしょう?
音読は同じ文章を何度も読むため時間がかかり、短期間で結果を出すことは難しくなります。
そのため、私自身もそうでしたが、学校での勉強に慣れている人にとって音読は効率の悪い勉強法に感じてしまっている方も多いのではないかと思います。
ただ、国語の授業を思い出してみてください。
地域差もあるかもしれませんが、国語の小テストで「平家物語」「雨にも負けず」「枕草子」などの文学作品の暗唱テストがあったと思います。
当時小学生~中学生だった私はそれらの文学作品を暗唱できるまでに1つあたり1~2週間程かかっていましたが、それから20年近くたった今でもほとんど覚えており暗唱できます。
これが音読の力だと私は思っています。
暗唱テストの経験が無い方でも、音楽を想像してみるとわかりやすいと思います。
「楽譜を読む練習や音楽理論の勉強をしている人」と「楽譜や理論の勉強+実際にピアノの練習をしている人」はどちらがピアノ(を含む楽器)を自由に弾けるようになるでしょうか?
ほぼすべての人が後者だと答えると思いますが、これは英語の音読にも当てはまります。
音読は時間がかかるため一見効率が悪いように見えますが、例えば英文法の例文を1~2か月かけて暗唱できるまでになってしまえば、同じ時間普通に英文法の勉強するよりも身に付くため実は効率的です。
音読や音楽のように、実際に体を使って覚えたことは身に付きやすく、なかなか忘れません。
なので、音読をして徐々にできることを増やしていけば、1年間の勉強でもかなりの英語力が身に付くことになります。
しかも、音読はリーディング以外のスピーキングやリスニング(声に出しながら書くとライティングも)のスキルが身に付くため、音読をしていない人に差をつけることができます。
音読をして暗唱できるようになれば必ず英語力は身に付くので、まずは1ヵ月集中して英語を音読をしてみましょう!