(この記事にはアフィリエイト広告(Amazonアソシエイトを含む)が含まれています。)
英語の勉強法を調べると、いろいろなところで「英語学習には音読が効果的!」と書かれていますよね。
とはいえ、「音読は本当に効果があるの?」と音読の効果に半信半疑で、なかなか継続して音読学習ができませんよね。
そもそも論ですが、本当に音読は効果があるのでしょうか?
今回は、音読が英語に効果的な理由と音読の重要性、また、おすすめ教材を紹介します。
英語学習に音読が効果的な理由とは?

英語学習において「音読」はもっとも効果的なトレーニングの1つとされています。
音読は 読む・話す・聞く のプロセスを同時に行うため、記憶に残りやすく、実際の会話力につなげることができます。
まず、声に出して読むことで発音・イントネーション・リズムが身につきます。
さらに、英語の語順や文法を「頭で理解する」だけでなく「口で再現できる」ようになり、知識が使えるスキルへと変わります。
第二言語習得の理論でも、理解できるインプット(読む・聞く)とアウトプット(話す)の両方が欠かせないとされていますが、音読はこの両方を使った学習なので英語を含む語学学習に効果的といえます。
音読は長期記憶に効果的!

皆さんは学生の頃の定期試験や小テストで、「一夜漬け」をしたことはありますか?
学校での定期試験や小テストの場合、短期記憶でもなんとかなってしまうので、直前の暗記で結果を残すことができます。
しかし、短期間で暗記したことの多くはすぐに忘れてしまい、なかなか身につきませんよね。
私自身も何度も経験しましたが、短期間で単語や文法を暗記しても数日経つとすぐに忘れてしまします。
このように、学校で培った勉強法の多くは短期記憶のものが多く、その勉強法を続けても勉強時間の割になかなか身に付きません。
そこで重要になるのが「音読」です。
音読は同じ文章を何度も読むため時間がかかるので、ひたすら暗記をする学習と比べて短期間で結果を出すことは難しくなります。
しかし、音読を通して覚えた内容は長期記憶として定着し、その後なかなか忘れることがありません。
例えば、地域差もあるかもしれませんが、小学校の国語の授業で「平家物語」「雨にも負けず」「枕草子」などの文学作品の暗唱テストがありませんでしたか?
小学性の頃にこれらの作品を暗唱ができるまで何度も声に出して覚えた経験があるので、それから数十年たった今でも覚えているという方は多いのではないでしょうか。
暗唱テストの経験が無い方でも、音楽を想像してみるとわかりやすいと思います。
例えば、「楽譜を読む練習や音楽理論の勉強をしている人」と「楽譜や理論の勉強+実際にピアノの練習をしている人」はどちらがピアノを自由に弾けるようになるでしょうか?
ほぼすべての人が後者だと答えると思いますが、これは英語の音読にも当てはまります。
音読は目で読むよりも時間がかかるので一見効率が悪いように見えますが、音読を通して長期記憶として定着させることで普通に勉強するよりも忘れにくくなるので、実は効率的です。
効果的な音読学習(英語)の方法
① 内容理解をしてから読む
② 英語の音声を聞く
③ スローペースで丁寧に音読
④ 同じ文章を繰り返し音読する
⑤ シャドーイングやリピーティングを組み合わせる
⑥ 毎日少しずつでも継続する
① 内容理解をしてから読む
いきなり声に出すのではなく、まず英文の意味を理解しましょう。
日本語訳や単語を確認し、ストーリーや文の流れをつかむことで「何を言っているか分からないまま音を追う」状態を防げます。
② 英語の音声を聞く
教材に付属している音声は、必ず活用しましょう。
ネイティブの 発音・イントネーション・リズム を耳で確認してから音読することで、正しい英語の「型」が頭に残ります。
また、音声を使うことでシャドーイングができるので、より効果的な学習を行えます。
③ スローペースで丁寧に音読
最初はスピードより正確さを重視しましょう。
単語をつなげた発音(want to → wannaなど)や、強弱のリズムを意識しながらゆっくり声に出すことで、英語特有の発音が身につき、リスニング力の向上につながります。
④ 同じ文章を繰り返し音読する
同じ文章を最低5回以上は音読することがおすすめです。
繰り返すうちに文の構造が自然に定着し、発音も滑らかになります。
⑤ シャドーイングやリピーティングを組み合わせる
慣れてきたら「音声を聞きながら追いかけて話すシャドーイング」や「一文ごとに止めて真似るリピーティング」といった学習も取り入れるとより効果的です。
とはいえ、これらの学習方法をいきなり取り入れるのではなく、まずは音読を中心とした学習を心掛けましょう。
⑥ 毎日少しずつでも継続する
1日10分でも良いので毎日続けることが重要です。
短い文章でも「継続して声に出す」ことで、英語が口に自然と出てくるようになります。
おすすめ英語音読教材を紹介!
1. 『1億人の英会話』
『1億人の英会話』は、大人気英文法の参考書『1億人の英文法』の英会話バージョンで、日常的に使える会話フレーズを音読を通して習得することができる人気教材です。
『1億人の英会話』には音読用の英文の他に「英語の文型や文法事項の解説」がついているので、この参考書を使って文法を意識しながら音読をすることで、自然な語順やフレーズ感覚が身につきます。
ネイティブの生きた表現が多く、音声データ付きでシャドーイングの練習も可能です。
英文法の知識と英会話を同時に学習したい人におすすめです!
2. 『DUO3.0』
『DUO3.0』とは、現代英語の重要単語1600語と重要熟語1000語を重複なしで560本の英文に凝縮させた単語帳で、この本1冊だけで標準レベルの単語集1冊分の単語+熟語集1冊分の熟語をマスターすることができます。
英単語・熟語を入れ込んだだけの英文ではなく、米国の大学教授3名を含む15名のネイティヴが監修した実用性のある英文なので、そのまま暗記して実際に使うことができます。
自然な英文を音読を通して覚えることで、英単語・熟語だけでなく英文法も身に付きます。
英語の音声を聞きながら音読をすることで、さらにリスニングやスピーキングの力も身につくので、「英語力を身につけたいけど、何から始めたらいいかわからない」という方におすすめです。
3. 『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』
『みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング』は、音読を通して英語力を向上させる目的として登場した本です。
この本では、音読や音声を活用したシャドーイングの効果や学習方法まで丁寧に解説されているので、「音読を使った学習の仕方が分からない」という方でも安心して学習に取り掛かることができます。
4. 『毎日の英文法』
『毎日の英文法』は、英語の基本的な文法を例文にまとめた参考書です。
短文中心で簡単な単語で構成されているので、英語初心者や英語を学び直したい方でもすぐに学習に取り組むことができます。
例文が簡単なので「これで英語ができるようになるの?」と思う方もいるかもしれませんが、英語は「読んで理解出来たらOK」ではなく、英会話など自分自身で英語の文章を作り上げる能力が必要になります。
『毎日の英文法』を何度も音読をすることで文法の基礎パターンを自然に体得することができ、さらに「日本語を読む→英訳」のように瞬間英作文のトレーニングとして応用することも可能です。
5. 英字新聞:「The Japan Times Alpha」
英字新聞「The Japan Times Alpha」は、毎週金曜にその週の英語ニュースが届き、英語のニュースを読むことができるサービスです。
英字新聞を音読することで、参考書では学べない英語表現や生きた英語が身につくので、お子さんから社会人まで幅広い世代で英語学習として活用されています。
この「The Japan Times Alpha」は契約した方限定で、英字新聞の音声・英字新聞の解説動画・ワード集など独自の学習サービスが利用できるので、英語が苦手な方でも学習がしやすい設計になっています。
6. 英語アプリ:『TORAbit』
TORAbitは音読というよりも「シャドーイング・瞬間英作文」に特化した英語学習アプリです。
TORAbitでは、ネイティブ英語の音声変化を確認しながら、5つのSTEPでシャドーイングや瞬間英作文のトレーニングを行います。
TORAbitはただのシャドーイングや瞬間英作文のアプリではなく、最新のAI技術を使ってシャドーイング・英作文をした音声を自動で「採点」して、数値化して教えてくれます。
自分の声を録音して聞かなくても、数値化して採点してくれるのでより発音の向上に繋がります。
音読に段々慣れてきて、さらにアウトプットトレーニングを始めたいと思った方におすすめです!
まとめ
音読や音楽のように実際に体を使って覚えたことは身に付きやすく、なかなか忘れません。
なので、音読を通して少しづつ文法や語彙を覚えることで、数ヶ月間の勉強でもかなりの英語力が身につきます。
しかも、音読はリーディング以外のスピーキングやリスニングといったスキルが身につくので、音読をしていない人に差をつけることができます。
音読を何度も行って暗唱できるようになれば必ず英語力は身についてくるので、ぜひ音読を使った英語学習を始めてみてはいかがでしょうか!
コメント