今回は洋楽クイズです!
楽しく英語を学びましょう!

ジャミロクワイのVirtual Insanityのinsanityの意味は、A~Cのうちどれでしょう?
Virtualの意味は「事実上の」なので、Virtual Insanityは「事実上の○○」となります。
正解
正解は
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Aの狂気です。
insanityは「狂気、精神錯乱」という意味なので、Virtual Insanityで「事実上の狂気」と訳されます。
解説
この曲のPVは「動く床の上で踊る」ことで有名で、YouTubeなどのSNSでパロディーとして登場することが多いので、洋楽に詳しくない方でも見たことや聴いたことがあるかもしれません。
(実は動いているのは床ではなく壁の方で、大人数のスタッフが壁を動かして撮影しています。)
そんなVirtual Insanityですが、一体何が「事実上の狂気」なのでしょうか?
この曲では一貫して、発展した技術の使い方について警鐘しています。
Virtual Insanityは1996年に発表されましたが、当時は遺伝子組み換え等の新しい技術について議論が多くなされており、遺伝子操作で生まれた食品の販売禁止や人間に対する遺伝子操作への是非が社会問題になっていました。
Virtual Insanityには
And now every mother can choose the color of her child that’s not nature’s way
(そして今、母親は自分の子の色を選べるけど、それは自然な事じゃないよね。)
と、遺伝子操作を思わせる内容が登場しています。
このように、技術の発展により人類の進む道がおかしくなってしまうことを「Insanity(狂気)」と表現しています。
Virtual Insanityの雑学
実はこのVirtual Insanityは、北海道の札幌市からインスピレーションを受けて作られたといわれています。(ジャミロクワイ自身のインタビューより)
ジャミロクワイが1995年の日本公演で冬の札幌市を訪れた際、札幌の市街地は高層ビルが立ち並ぶ大都会にもかかわらず人通りが少なく、地下に入るとそこには大きな地下街が広がり多くの人々がいたことに驚いて「未来都市だ!」と感じこの曲を作ったとインタビューで述べています。
実際にVirtual Insanityには
Oh, now there is no sound for we all live underground
(今や何も聞こえないよ 僕らは皆地下に住んでいるのだから)
と、地下街を思わせるような歌詞があります。
他のインタビューでは仙台市だと述べているので仙台説もありますが、仙台市には地下街がないのでおそらく札幌市のことだとされています。
しかし、日本公演の期間中に仙台市にも訪れており、買い物をしたりと仙台市を楽しんだというエピソードがあるので、仙台市からも何かしらのインスピレーションを受けていたのかもしれません。
どちらにせよ、全世界で人気のある「Virtual Insanity」が日本からインスピレーションを受けて出来たのはびっくりですよね!
まとめ
Virtual Insanityは遺伝子操作などの技術を「事実上の狂気」として表現していますが、この曲を聴いていると現在のSNS社会やAI技術の進化にも当てはまっているような感じがするので、若い世代でも共感できる歌詞ではないでしょうか。
興味を持った方は、ぜひ歌詞の意味を感じながらこの曲を聴いてみてはいかがでしょうか!
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