サッカーファン、特に海外サッカーが好きな方にはおなじみである「バロンドール」。
バロンドールは、その年の最高の選手に贈られる賞であり、アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手やポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手が何度も受賞している有名な賞なので、聞いたことがある人は多いのではないかと思います。
しかし、バロンドールの賞の意味を知っている人は多くても、バロンドールという言葉の意味はあまり知られていません。
そもそもバロンドールとは何語なのでしょうか?
今回はバロンドールについて解説していきます!
バロンドールとは?
実はバロンドールはフランス語であり、Ballon d’Orと表記されます。
(BBCなどの英語のニュースでもBallon d’Orと表記されています。)
ここでまずあまり知られてない事実に直面しますが、実は「バロンドール」や「バロン/ドール」ではなく、「バロン/ド/オール」と分けられています。
次にそれぞれの意味を見ていきましょう。
Ballonは「ボール」という意味であり、Orは「黄金」、d’をつけたd’Orは「黄金の」という意味になります。
つまり、バロンドール(Ballon d’Or)は「黄金の球」という意味になります。
その名の通り、バロンドールを受賞した選手には金色のボールの形をしたトロフィーが送られています。
もともとバロンドールは、1956年にフランスのサッカー雑誌「フランス・フットボール」が、その年に一番活躍したヨーロッパ人選手に贈る賞として誕生しました。
1995年に選考対象基準がヨーロッパ人だけでなくヨーロッパのクラブに所属している選手に拡大し、
2007年になって受賞選考の対象者が全世界に広がっています。
つまり、ブラジルのペレ選手やジーコ選手、アルゼンチンのマラドーナ選手などの昔の南米選手はそもそも選考対象外であったため、有名な選手であったにもかかわらず受賞したことがありません。
雑学になりますが、怪物と称されたブラジルのロナウド選手やACミランやレアル・マドリードで活躍したカカ選手は1995年以降の選手でヨーロッパのクラブに所属していたためバロンドールを受賞しています。(ロナウド選手は1997年に初受賞)
歴代最多受賞はリオネル・メッシ選手の8回であり、2位がクリスティアーノ・ロナウド選手の5回となっています。
2008年~2017年の10年間はこの2人が分け合って受賞しており、いかにリオネル・メッシ選手やクリスティアーノ・ロナウド選手がすごい選手であったのかが分かります。
このように、バロンドールはフランス発の賞であり、もともとはヨーロッパのローカルなものでしたが、近年になってその規模が全世界へと広がりました。
いつか日本人選手がバロンドールを受賞するのを見てみたいですね!