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【英語雑学!】ボイコットは人名が由来⁉

ボイコットは人名が由来⁉ 雑学

こんにちは!いしゅーです!

皆さんはボイコットと聞いて何を思い浮かべますか?

ボイコットはストライキのように「抗議活動」として、イベントなどへの参加を拒否する意味として使われているので、ニュースなどで聞く言葉だという印象を持つ方も多いのではないかと思います。

このように日常でよく聞く単語ですが、英語を勉強している中ではなかなか目にしません。
このボイコットはアルファベットでboycottと表記されますが、この言葉は何か由来があるのでしょうか?
また、英語なのでしょうか?

今回はボイコットについて紹介していきます!

ボイコットは人名が由来⁉

実はこのボイコット(boycott)はチャールズ・ボイコットという人名が由来となっています。

イングランド人であるチャールズ・ボイコットは19世紀の人物で、軍人を退役した後アイルランドで地主代理人として働いていました。
当時のアイルランドでは農民の多くが地主から土地を借りて農業を営んでいましたが、賃料が高かったため不況や凶作時には賃料の支払いに苦しんでいました。

この問題を解決するためにアイルランド土地連盟が設立され、高い賃料を要求する地主に対して非暴力的な抵抗を行うようになります。
しかし、チャールズ・ボイコットは値下げを拒否し賃料を払えない農民を立ち退かせる行動にでたため、アイルランド土地同盟は地域住民と協力して彼との取引を一切やめて孤立させるといった手段をとりました。
この手段によりチャールズ・ボイコットは完全に孤立してしまい、生活が成り立たなくなってしまい、アイルランド土地同盟の要求を聞き入れることになりました。

このことが新聞に取り上げられボイコットという言葉が広まり、取引拒否や抗議行動することをボイコットと呼ぶようになりました。

つまり、ボイコットという言葉はボイコットした人ではなくボイコットされた人が由来になっています。

このボイコットはアイルランドやイギリスのみならず全世界に広まり、20世紀に盛んであった社会運動や労働運動、政治的抗議の際に非暴力的抗議として用いられるようになり、現在でも抗議の一種として使われています。

まとめ

まとめ
  • ボイコットはチャールズ・ボイコットから来ている
  • チャールズ・ボイコットは地主代理人であり、農民から高い賃料を徴収していた
  • 賃料を払えない農民を立ち退かせたため、アイルランド土地同盟は地域住民と協力してチャールズ・ボイコットを孤立させ、要求を飲ませた
  • ボイコットはボイコットをされた人の名前が由来
  • ボイコットは非暴力的抗議として世界中に広まった
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