「英語脳を作りたいけれど、もう年齢的に無理かもしれない…」
このような悩みを持っている方も多いのではないでしょうか?
確かに、子どもの頃から英語に触れていた人を見ると、大人になってから始めるのは遅いと思ってしまいがちですよね。
ですが安心してください!
英語脳は子どもだけの特権ではなく、大人になってからでも十分に育てることができます。
今回は「大人が英語脳を作るための具体的な学習法」と「おすすめの教材」について徹底解説していきます!
英語脳とは?

英語学習においてよく耳にする”英語脳”とは、「日本語を介さずに英語をそのまま理解できる思考回路のこと」を指します。
たとえば、英語を聞いた瞬間に「日本語に訳す」ステップを省いて理解できれば、リスニングやスピーキングのスピードが飛躍的に向上しますよね。
このように、英語脳を育てることはTOEICや英検の対策はもちろん、日常会話やビジネス英語の習得にも直結します。
大人でも英語脳は作れる?

「英語脳は子供の頃から英語に触れていないとできないんじゃないの?」
このように、「頭の中に英語の回路を作るためには子どもの頃から英語に触れている必要がある」と思っている方も多いかと思います。
実際、幼少期に外国に住んでいたりディズニー英会話などで英語に触れていたりした人は英語を使いこなすことができるので、この理論は正しいと言えます。
「じゃあ大人になってしまったら英語は習得できないの?」
と心配になるかもしれませんが、安心してください!
大人になってからでも英語脳は作ることができます。
むしろ、脳科学の観点からは「子どもよりも大人の方英語学習に向いている」といえます。
脳科学の観点から英語学習を解説している『脳科学的に正しい英語学習法』(著:加藤俊徳)によると、MRIの画像から人間の脳が大きく成長するのは20〜40歳代であるとされています。
これは、「ああしたい、こうしたい」と自主的にチャレンジをすることで、今までにない刺激を受ける年代であるためです。
つまり、何歳であっても「英語を話せるようになりたい!」と興味を持って学び続けることで脳が刺激され、語学を習得できるということです。
「じゃあ、なぜ大人になって英語を勉強をしても話せるようにならないの?」
と疑問に思うかもしれませんが、それは英語の勉強法が間違っているからです。
私たちが学校で学んできた英語は難しい英文を読解するための能力に特化しているので、学生の頃に身につけた勉強方法を継続しても英語を使いこなせるようにはなりません。
英語脳を身につけるためには、今までとは異なるアプローチで勉強する必要があります。
それをこれから解説していきます!
英語脳を作るための勉強法
1. 音読で英語を「自分の言葉」にする
2. シャドーイングでリスニング力を鍛える
3. 多読で英語を大量インプットする
4. さまざまな音声を使って何度もリスニングをする
1. 音読で英語を「自分の言葉」にする
音読は最もシンプルで効果的な方法です。
声に出すことで、単語や文法が自分の口と耳に刻み込まれ、自然に英語が頭に残ります。
「スピーキングが苦手」という方が多いですが、音読を通して筋肉を動かして脳を活性化させることで英会話に必要な脳の回路が成長します。
2. シャドーイングでリスニング力を鍛える
ネイティブの音声を聞きながら、ほぼ同時に声に出して真似る学習法がシャドーイングです。
シャドーイングは「耳で聴く」ことと「声に出す」ことを同時に行うので脳が活性化され、スピーキング力とリスニング力が鍛えられます。
英語の音声を聴きながら自分で声を発するのは難しく感じるかもしれませんが、オープンイヤー型イヤホンを使うことでスムーズにシャドーイングが行えます。
3. 多読で英語を大量インプットする
多読は英文を大量に読むことで、文法や単語を「文脈の中で」覚える方法です。
「リーディングの量を増やす」となると、英語長文の参考書や洋書などをイメージするかもしれませんが、ここでは興味があることや事前知識がある英文を読みましょう。
例えば、スポーツが好きな場合は『BBC SPORTS』のサッカーや野球の記事を使うことで、楽しく英文が読めます。
また、日本語で読んだニュースの内容を英字新聞で読み直すことで、意味を理解しながら英文を読むことができます。
英字新聞やニュース、雑誌のほかにも、町中にある英語の標識や看板を読むことも効果的です。
4. さまざまな音声を使って何度もリスニングをする
「英語を英語のまま、日本語に訳さずに理解する」ためには、シャドーイングはもちろん、リスニングの回数をこなすことが大事です。
何度も英語を聴くことで、だんだんと英語を日本語に訳さずに理解できるようになっています。
リスニングトレーニングに使う音声は英語教材付属のものが聞き取りやすく理解しやすいのですが、それだけではネイティブの英語を聞き取れるようにはなりません。
ネイティブの話す英語が聞き取れるようになるためには、「実際にネイティブが話している英語音声」をたくさん聴く必要があります。
英語教材の音声だけでなくYouTubeやポッドキャストでネイティブの英語を聴くトレーニングを行うことで、より実践的なリスニング能力が身につきます。
英語脳を作るおすすめ教材!
- 『Simple English』
- 『スピードラーニング』(Audible版)
- AIスピーク(AI英会話アプリ)
- 英字新聞『The Japan Times Alpha』
『Simple English』
『Simple English』は「英語脳を作って英会話ができるようになる」ために作られた英語教材です。
81個の例文を使って3ヶ月間学習することで、英会話に必要な文法や語彙を習得することができます。
また、英会話だけでなく英語力を総合的に鍛えることができるので、英検やTOEICなどの試験対策としても使うことができます。
料金も買い切りで21,600円(現在セール中)と英語教材の中では安価なので、『Simple English』で英語脳を作ってからオンライン英会話やAI英会話アプリで実践トレーニングを行うことができます。
『スピードラーニング』(Audible版)
Audible版『スピードラーニング』はアプリ1つでテキスト閲覧と音声再生ができるので、いつでもどこでも英会話の学習が可能です。
「聞き流し」で有名な『スピードラーニング』ですが、この教材を使って音読やシャドーイングをすることで英語脳を作ることができます。
また、Audibleではオーディオブックの他にポッドキャストも聴き放題になるので、ネイティブの英語を聴くトレーニングも行うことができ一石二鳥です。
月額が1,500円と始めやすく、さらに30日間の無料体験期間があるので、気軽に試してみることができるのもおすすめポイントです。
AI英会話『Speak』(AI英会話アプリ)
AI英会話アプリであるAIスピークは、『Simple English』や『スピードラーニング』で学習した内容をアウトプットするのに非常に向いています。
もちろんAIスピーク単体でも利用することができますが、他の教材で英語脳の基盤を先に作ることで頭の中に英語が浮かびやすく、効果的に学習ができます。
最初の1ヶ月はお試し期間として180円で利用でき、さらに年額29,800円(月額2,483円)とオンライン英会話と比べても圧倒的に安いので始めやすいです。
英字新聞『The Japan Times Alpha』
『The Japan Times Alpha』は週刊の英字新聞なので、リアルタイムのニュースを英語で読むことができます。
この『The Japan Times Alpha』は英字新聞が読めるだけでなく、英文の音声を聴くことができたり単語リストを閲覧できたりと英語学習に特化した機能が含まれています。
リーディング能力を鍛えながら同時に時事問題を抑えることができるので、受験を控えた学生や社会人に特におすすめです。
また、音声や単語リストを使うことでリーディング能力だけでなくリスニング能力や語彙力を強化できるので、英字新聞だけでも英語脳を効率よく作ることができます。
英語脳を効率よく育てるポイント
英語脳を効率よく育てるためには、以下のポイントが重要です。
- 毎日少しずつ継続する(1日30分以上)
- 音声+文字の両方で学習する(リスニングとリーディングを同時に強化)
- 日本語をなるべく使わない(イメージで理解するクセをつける)
- 興味のある内容で学ぶ(音楽・映画・趣味の本などを活用)
特に、「興味があるもの」や「もともと知識がある内容」の英文を読むことで、日本語を使わずにイメージする癖が身につきます。
まとめ
机に向かって参考書を読み問題を解いても、英語を使いこなせるようにはなりません。
英語脳を作るには、音読やシャドーイング、多読など「脳を活性化させて英語を刷り込む」学習法が必要です。
今回紹介した「音読」「シャドーイング」「多読」「リスニング」を効果的に行うことで、大人になってからの学習でも“英語脳”を手に入れることができます。
『Simple English』のように英語脳を手に入れるための教材や『AIスピーク』などアウトプット用のサービスなどお得で便利なサービスがたくさんあるので、費用を抑えながら効果的な学習が行えます。
英語脳は何歳からでも習得が可能なので、思い立った今日からトレーニングを始めてみてはいかがでしょうか!
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